ShihoChan I/O

しほちゃんのブログ

平岡くんと女神矢野さん

こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん@shihochandesu です。

この記事は、 SHIROBAKO Advent Calendar 2016 - Adventar 12日目の記事です。
SHIROBAKOは2014年に放送されたP.A.WORKS制作のアニメ制作の現場を描く作品です。詳しくは、 TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト こちらを参照ください。

ここで冒頭に少しだけぼくとSHIROBAKOについて書きたいと思います。
社会人になってから数年、慣れない仕事に忙殺されておりアニメを見ることもなく過ごしていたのですが、当時ちょうどバックエンドからクライアントへとジョブチェンジする機会がありAndroidエンジニアになりました。
そこからAndroidの仕事をしていく中で こにふぁーさんのブログSHIROBAKOを知りました。
勉強会やTwitterで交流させて頂く中で、なんと仲の良い同僚のアニメ大好きスペイン人2人がこにふぁーさんと昔お仕事されていたことがあるとのことで(この業界って誰と誰がつながってるか分からないですね・ω・)、運命的な何かを感じてSHIROBAKO一気見しました。
それ以降、仕様を検討するときは稲波さんを思い出し、コードを書くときは大倉さんのプロ意識を持ち、マネージャーになってからは本田さんの言葉を胸に抱いて仕事をしてます。


みんな大好き平岡くん

少し冒頭長くなりましたが、今年は平岡くんについて書きたいと思います。
平岡くんは「第三飛行少女隊」制作の際に武蔵野アニメーションに中途入社した制作進行です。

http://shirobako-anime.com/images/character/29circle.png
出典:http://shirobako-anime.com/character.html

声優さんはReゼロのスバルでおなじみ、ゆっけ氏こと小林裕介さんです。
業界歴5年の中堅ですが会社を転々としており、武蔵野アニメーションで5社目というジョブホッパーさんです。
登場時からデスクのみゃーもりに嫌味を言ったり、斜に構えている嫌なやつです。でもなぜか憎めない個人的には大好きなキャラです。
ここで平岡くん語録を振り返ってみましょう。

いいよな女は。おっさんにちょっといい顔すりゃなんでもやらせてもらえるし、なんでも思い通りになるもんな。
第20話〜順調なりーちゃんに向かって

別にわかんねえだろ、こんなもん。首から上がちゃんと描けてれば客は満足なんだよ。
第20話〜円さんと言い合いのあとデスクにて

最高にクズいですね。
でもこのような心境になるのは誰にでもあることなんじゃないかと思います。
アニメでも平岡くんがこのような心境や態度に至ってしまうまでの話も描かれているのでまだの方はぜひ御覧ください。


それでも平岡くんの良いところ

そんな平岡くんにも良いところがあります。

きちんと謝ることができる

これ意外とすごいところだと思っているのは僕だけでしょうか。
第20話で仕事の仕方や言動、態度が原因となって円さんとお互いに暴力行動にでるまでの大げんかになってしまいます。喧嘩は興津さんのおかげでなんとか治まりますが、その後すぐに平岡くんがとった行動が円さんへの直接的な謝罪でした。

http://2.bp.blogspot.com/-kA1AN0AUF1g/VPEarlzg1wI/AAAAAAAAA3Y/kZzG8ytHIeM/s1600/shirobako%2370.jpg
出典:http://exodus1114.blogspot.jp/2015/02/shirobako_28.html

表面上はいくらひねくれていて冷たい言葉を発しても彼の本質的なところはこの行動に現れているんじゃないでしょうか。
キャリア五年なので今のぼくとほぼ同じ年代ですが、あれだけの喧嘩をして当日中にすぐ頭を下げて謝罪しに行くことができるかどうか自信がないです。

猫好きである

平岡くんはケメコという名前の猫をかわいがっています。
良いところとして列挙して良いのか疑問がありますが、動物好きに悪い人はいません。しかも太郎と飲んでベロベロになっている状態でも猫のエサをあげるために早く帰ろうとしていました。
動物には心を開いているという設定も仕事での人間に対する絶望や諦めを強く感じられて好きです。

ついに環境に恵まれた

平岡くんは過去の仕事で周りの人間に恵まれなかったことが原因で荒んでいきました。
その彼が最終的にはムサニで周りの力によってだんだん変わっていきます。もちろんお話の中のことなのですが、彼がどんなにやさぐれても暴言を吐いても仕事を辞めずに続けてきたからこその結果なのではないかと思います。続けられたのにはもちろん自分にはできないことができるクリエイターへの敬意もあったのだと思います。
素直に表現できないのがまたこじらせてて最高ですよね。


ムサニにおいて彼はとにかく見捨てられない。

ムサニにおいて平岡くんは今までの会社と違いとにかく見捨てられません。

丸川社長

図星だったんだよね?だから腹を立てた。見当違いのことを言われたんなら、どうでもいいはずだよ?
明日から来ない?・・・なんてことはないよね?
第20話〜喧嘩後に丸川社長と平岡が話しているシーンより

本質を突きつつも彼を気遣い導く。長年の経験から業界の理想と現実を知っている丸川社長だからこその言葉ではないでしょうか。

みゃーもり

円さんと平岡くんのトラブル後のみゃーもりの行動は本当に素晴らしい。みゃーもりがしたことは

  • 本人との対話
  • 平岡がなぜ今のような行動をとるようになってしまったのか、その根本原因や文脈を平岡の旧友を訪ねてきちんと把握
  • その上で対応策をきちんと定めて平岡を外さない選択をする。太郎と組ませる。

感情的にならず、きちんとルーツや経緯を把握して判断する、デスク一本目とは思えない最高のマネジメントですね。

太郎

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出典:https://twitter.com/shirobakobot/status/611936964124610560

平岡くんと太郎が自分たちの本音を言い合い、認め合う話は太郎の良さが最高に発揮されているエピソードではないでしょうか。

だめ!それはだめ!だいちゃんはおれと世界をとるバディだから!
第22話〜太郎と平岡で飲んでいるシーンより

太郎の驚くほどまっすぐで空気の読めないところが平岡くんの秘めた本音を引き出し、認められたことによって平岡くんも変わったのではないでしょうか。

矢野さん

マジ女神。ひたすら女神。

まずは第19話で矢野さんが復帰してからのシーン。

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出典:https://twitter.com/shirobakobot/status/686842613182283776

平岡くんにひどい外注を紹介され大変な状況になっている現場にヘルプで入ることになった矢野さん。普通なら激怒してもおかしくない状況なのに一切彼を責めない。マジ女神。

次に第21話でみゃーもりに平岡のことを聞かれたシーン。

まぁ真面目な人ほど現実のギャップに傷ついたり、絶望したりするからね。
第21話〜宮森と矢野の会話シーンより

理解がありすぎる、マジ女神。

最後に最終話で平岡くんがだんだん変化して他の制作進行を助ける動きをして感謝された際に平岡くんを見ながらのこの表情。

http://pbs.twimg.com/media/CE4y0x6WEAA_YWJ.jpg
出典:http://pbs.twimg.com/media/CE4y0x6WEAA_YWJ.jpg

マジ女神。

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございました。
嫌いな方も多いと思う平岡くんについていかがだったでしょうか。
この記事がまだ見たことがないみなさまにとってSHIROBAKOを見るきっかけになれば幸いです。
SHIROBAKO好きのみなさん、今年も来年もどんどんどーなつどーんといこう!!!