ごちそうさまです♡
こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん @shihochandesu です。
この記事は、 Re:ゼロから始める Advent Calendar 2016 - Adventar 19日目の記事です。
Re:ゼロを知らない怠惰な信徒はいないと思いますが、わからない方は こちらを勤勉に閲覧下さい。
こちらの記事はネタバレを含みますので見たくない方はお引き取りください・ω・
12月に入り仕事のトラブルも多発しているので最近とても疲弊しております。ですのでこのブログでは「ごちそうさまです♡」なシーンを振り返って精神を浄化させて魔女のみもとへといざなわれようと思います。
本家ごちそうさまです
〜第21話 絶望に抗う賭け より
スバルが白鯨をおびき寄せた後レムに助けてもらうシーンですね。
スバル「助かった」
レム「ごちそうさまです♡」
スバル「なに言ってんの!」
落ちてきたスバルをおっぱいエアバックでキャッチしてもらってもうどっちがごちそうさまだよって話ですね。
焦ったりしててもマジかわいーな
〜第3話 ゼロから始まる異世界生活 より
腸狩りからエミリアを守って切られた後で遠のく意識の中での一コマ。ぼくはレムよりもラム派でエミリアも大好きです。リアくっそかわいいなぁ。
余談ですが、このときの敵キャラである腸狩り エルザの声優さんは能登さんでとにかく最高です。
これも悪くない!
〜第4話 ロズワール邸の団欒 より
ラムレムの初登場シーンです。
ば、馬鹿な・・・この世にもメイド服が存在するって言うのか
メイドは俺にとって奥ゆかしさの体現のイメージそのものだったが
これも悪くない!
大変ですよ、いま筆者の頭の中で卑猥な辱めを受けています、姉様が
大変だわ、いま筆者の頭の中で恥辱の限りを受けているのよ、レムが
ぼくのキャパシティ舐めんなよぉ二人まとめて妄想の餌食だぜ( ˘ω˘)
本当に貴様つまらん男でしかないようじゃな
〜第16話 豚の欲望 より
協力を求めた際に軽率な行動を取ってしまいゆかり姫の逆鱗に触れたシーン。
貴様のそれは忠義でも忠誠心でもない
もっと薄汚い犬のような依存と豚のような欲望じゃ
欲しがるだけの怠惰な豚め、豚の欲望が最も醜い
ゆかり姫に豚豚豚と罵られるのは胸の奥にこみ上げるものがあります。
余談ですが、このプリシラ様は作中で一番胸が大きいです。
うれしい・・・本当にうれしい・・・
〜第25話 ただそれだけの物語 より
最終回のラストのシーン。
ありがとうスバル、私を助けてくれて
フラフラしてかっこ悪くもがき少しずつ前に進んでやっとたどり着いたエミリアの笑顔。作中の時間はたぶん数週間ほどしか経っていないのにその言葉、その笑顔にたどり着くまで本当に長かった。エミリアファンとしては感涙のラスト。
初めて会ったときから、初めて助けてもらったときからずっと一途に思い続けて、ただその言葉を聞くためだけにがんばったのだなぁと。
まとめ
個人の好みがいかんなく発揮される結果となりましたがいかがだったでしょうか。Reゼロは久々に毎週見続けるのが苦しくも心に残る素晴らしい作品でした。
勤勉なる信徒のみなさん今年もお疲れ様でした。本当にごちそうさまです♡
平岡くんと女神矢野さん
こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん@shihochandesu です。
この記事は、 SHIROBAKO Advent Calendar 2016 - Adventar 12日目の記事です。
SHIROBAKOは2014年に放送されたP.A.WORKS制作のアニメ制作の現場を描く作品です。詳しくは、 TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト こちらを参照ください。
ここで冒頭に少しだけぼくとSHIROBAKOについて書きたいと思います。
社会人になってから数年、慣れない仕事に忙殺されておりアニメを見ることもなく過ごしていたのですが、当時ちょうどバックエンドからクライアントへとジョブチェンジする機会がありAndroidエンジニアになりました。
そこからAndroidの仕事をしていく中で こにふぁーさんのブログ でSHIROBAKOを知りました。
勉強会やTwitterで交流させて頂く中で、なんと仲の良い同僚のアニメ大好きスペイン人2人がこにふぁーさんと昔お仕事されていたことがあるとのことで(この業界って誰と誰がつながってるか分からないですね・ω・)、運命的な何かを感じてSHIROBAKO一気見しました。
それ以降、仕様を検討するときは稲波さんを思い出し、コードを書くときは大倉さんのプロ意識を持ち、マネージャーになってからは本田さんの言葉を胸に抱いて仕事をしてます。
みんな大好き平岡くん
少し冒頭長くなりましたが、今年は平岡くんについて書きたいと思います。
平岡くんは「第三飛行少女隊」制作の際に武蔵野アニメーションに中途入社した制作進行です。
出典:http://shirobako-anime.com/character.html
声優さんはReゼロのスバルでおなじみ、ゆっけ氏こと小林裕介さんです。
業界歴5年の中堅ですが会社を転々としており、武蔵野アニメーションで5社目というジョブホッパーさんです。
登場時からデスクのみゃーもりに嫌味を言ったり、斜に構えている嫌なやつです。でもなぜか憎めない個人的には大好きなキャラです。
ここで平岡くん語録を振り返ってみましょう。
いいよな女は。おっさんにちょっといい顔すりゃなんでもやらせてもらえるし、なんでも思い通りになるもんな。
第20話〜順調なりーちゃんに向かって
別にわかんねえだろ、こんなもん。首から上がちゃんと描けてれば客は満足なんだよ。
第20話〜円さんと言い合いのあとデスクにて
最高にクズいですね。
でもこのような心境になるのは誰にでもあることなんじゃないかと思います。
アニメでも平岡くんがこのような心境や態度に至ってしまうまでの話も描かれているのでまだの方はぜひ御覧ください。
それでも平岡くんの良いところ
そんな平岡くんにも良いところがあります。
きちんと謝ることができる
これ意外とすごいところだと思っているのは僕だけでしょうか。
第20話で仕事の仕方や言動、態度が原因となって円さんとお互いに暴力行動にでるまでの大げんかになってしまいます。喧嘩は興津さんのおかげでなんとか治まりますが、その後すぐに平岡くんがとった行動が円さんへの直接的な謝罪でした。
出典:http://exodus1114.blogspot.jp/2015/02/shirobako_28.html
表面上はいくらひねくれていて冷たい言葉を発しても彼の本質的なところはこの行動に現れているんじゃないでしょうか。
キャリア五年なので今のぼくとほぼ同じ年代ですが、あれだけの喧嘩をして当日中にすぐ頭を下げて謝罪しに行くことができるかどうか自信がないです。
猫好きである
平岡くんはケメコという名前の猫をかわいがっています。
良いところとして列挙して良いのか疑問がありますが、動物好きに悪い人はいません。しかも太郎と飲んでベロベロになっている状態でも猫のエサをあげるために早く帰ろうとしていました。
動物には心を開いているという設定も仕事での人間に対する絶望や諦めを強く感じられて好きです。
ついに環境に恵まれた
平岡くんは過去の仕事で周りの人間に恵まれなかったことが原因で荒んでいきました。
その彼が最終的にはムサニで周りの力によってだんだん変わっていきます。もちろんお話の中のことなのですが、彼がどんなにやさぐれても暴言を吐いても仕事を辞めずに続けてきたからこその結果なのではないかと思います。続けられたのにはもちろん自分にはできないことができるクリエイターへの敬意もあったのだと思います。
素直に表現できないのがまたこじらせてて最高ですよね。
ムサニにおいて彼はとにかく見捨てられない。
ムサニにおいて平岡くんは今までの会社と違いとにかく見捨てられません。
丸川社長
図星だったんだよね?だから腹を立てた。見当違いのことを言われたんなら、どうでもいいはずだよ?
明日から来ない?・・・なんてことはないよね?
第20話〜喧嘩後に丸川社長と平岡が話しているシーンより
本質を突きつつも彼を気遣い導く。長年の経験から業界の理想と現実を知っている丸川社長だからこその言葉ではないでしょうか。
みゃーもり
円さんと平岡くんのトラブル後のみゃーもりの行動は本当に素晴らしい。みゃーもりがしたことは
- 本人との対話
- 平岡がなぜ今のような行動をとるようになってしまったのか、その根本原因や文脈を平岡の旧友を訪ねてきちんと把握
- その上で対応策をきちんと定めて平岡を外さない選択をする。太郎と組ませる。
感情的にならず、きちんとルーツや経緯を把握して判断する、デスク一本目とは思えない最高のマネジメントですね。
太郎
出典:https://twitter.com/shirobakobot/status/611936964124610560
平岡くんと太郎が自分たちの本音を言い合い、認め合う話は太郎の良さが最高に発揮されているエピソードではないでしょうか。
だめ!それはだめ!だいちゃんはおれと世界をとるバディだから!
第22話〜太郎と平岡で飲んでいるシーンより
太郎の驚くほどまっすぐで空気の読めないところが平岡くんの秘めた本音を引き出し、認められたことによって平岡くんも変わったのではないでしょうか。
矢野さん
マジ女神。ひたすら女神。
まずは第19話で矢野さんが復帰してからのシーン。
出典:https://twitter.com/shirobakobot/status/686842613182283776
平岡くんにひどい外注を紹介され大変な状況になっている現場にヘルプで入ることになった矢野さん。普通なら激怒してもおかしくない状況なのに一切彼を責めない。マジ女神。
次に第21話でみゃーもりに平岡のことを聞かれたシーン。
まぁ真面目な人ほど現実のギャップに傷ついたり、絶望したりするからね。
第21話〜宮森と矢野の会話シーンより
理解がありすぎる、マジ女神。
最後に最終話で平岡くんがだんだん変化して他の制作進行を助ける動きをして感謝された際に平岡くんを見ながらのこの表情。
出典:http://pbs.twimg.com/media/CE4y0x6WEAA_YWJ.jpg
マジ女神。
ポテチ#32に行ってきた話
こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん@shihochandesu です。
久々のブログになります(´・ω・`)
遅くなりましたが8月23日にWantedlyさん主催の potatotips #32 (iOS/Android開発Tips共有会) に参加してきました。
connpass.com
まず会場がめちゃくちゃ綺麗でした。プロジェクターやスペース、音響設備など素晴らしくて羨ましかったです。
あれから何度かLT枠で参加していたのですが本業は忙しい時期ったこともありブログまとめ枠で参加してきました。
以下簡単ですが印象に残った発表の内容をまとめたいと思います。
@bird_nitrynさん ”I/O 2016 で発表された Awareness API をいじってみた”
Google I/O 2016 で発表された Awareness API をいじってみた - potatotips # 32
・Awareness APIについての発表。
・自分の置かれた環境を認識してその情報を利用できるようになる。
・7つのContextタイプのAPIを提供。
・Fence API:ユーザーの現在の状況についての情報をリクエスト
・Snapshot API:ユーザーの状況が変化した際や、ある条件に該当した際にアプリを反応させる
実際に使ったことはないですが導入も簡単とのことなので試してみたいと思った発表。
今いる場所などの状況に応じて適切な情報をユーザーに提示するのはいま担当しているサービスでも有用そう。
@Shuma Yoshiokaさん ”暗黙的IntentをプログラマブルにするTips”
・暗黙的Intentの話。
・通常の実装だとManifestと内部処理のダブルメンテが必要であり非常に冗長的。
・以下、別アプローチ
・Manifestで全URLを取得、内部実装で解決
・GradleのタスクでManifestを自動生成
・Xamarinを利用、これによりコード内ですべて解決する
Xamarin知らなかった。小並感だけどそんなに複数で複雑なURLパターンでディープリンクする要件があるのだなぁ。
黒魔術の利用は計画的に。
@shaunkawanoさん ”Taking glance at RxJava 2”
・変更点
・Reactive Streams Specificationのサポート
・Java8の命名採用(パッケージ名変更など)
・Actionメソッドの名称変更
・Func => Function
・Subscription => Disposion
・あと2週間くらいでDeveloper Preview公開予定
・情報収集
・GitHubリポジトリ、Fragmented Podcast053
・Droidcon NYCでJakeが発表予定
Droidcon NYC行きたいです。
@RyuKATOさん ”RuntimePermissionをAOPで解決する”
www.slideshare.net
・AOP:アスペクト指向プログラミング
・Annotationを利用して簡潔に実装可能
・Androidでのライブラリ
・gradle-android-plugin-aspectjx
github.com
・PermissionAspect
RuntimePermissionの実装が本当に簡潔に実装できていて感動。
中途半端に実装すると後々問題になりそうだけどきちんとチーム間での意思疎通ができて共通実装理念とできるならばAOPは選択肢としてアリかも。
@kaelaelaさん ”WebSocket for Android”
・WebSocketの話。
・◯
・リクエストヘッダーがない(高速)
・リアルタイム接続
・☓
・再接続がやっかい
・メッセージの優先度管理ができない
・Okhttp-ws
github.com
・Okhttp 2.3-
・Retrofitではv2.2-(予定)
OkhttpにWebSocketあるの知らなかった。
興味はあるけど今のサービスだと必要なさそうで使えてない。Retrofitが対応したら少し触ってみる。
まとめ
勉強会には積極的に参加していると思っていたけれど何度行っても行く度に必ず新しい発見があります。
月に一度だけでも勉強会などで社外のエンジニアと交流して刺激と新しい発見を増やしていきたいと感じました。
久々のブログになってしまったけど文字を書く習慣をもっと作らないとなー。
それにしても今回も後輩が3人と相変わらず弊社のエンジニアが積極的に発表してるなー。
ポテチ#27に行ってきた話
こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん@shihochandesu です。
3月16日に六本木のGREEさん主催の potatotips #27 (iOS/Android開発Tips共有会) に参加してきました。
connpass.com
こちらのイベントは以前から参加したいとは思っていたんですがなかなか抽選に当たらず諦めかけていたんですが、今回はUX JAM 7 ゆるく学ぶUXイベントに行ってきた話 - ShihoChan I/O と同じくブログまとめ枠ということでやっとの思いで参加権を勝ち取りました。以下簡単ですが印象に残った発表の内容をまとめたいと思います。
@konifarさん ”Apk size diet”
Android界隈のドラえもんの方でおなじみ こにふぁー (@konifar) | Twitter さんによるapkのサイズを小さくするお話でした。
以前に自分のアプリでも広告SDKとかサードパーティ製のWebViewを入れた際にとてつもなくアプリサイズをでかくしてしまった経験があるのでこちらの話は目からウロコでした。
以下まとめ。
・アプリサイズがアプリのインストール率・DAUに明確に影響を与える
・特に低スペック・細い回線の場合に影響が大きく、サイズ14MB以上になると変化が顕著
・画像の調整が大事、ImageOptimizasionを利用
・proguard、画像削除、画像の最適化、nodpi、VectorDrawable
proguardの利用で難読化を行わない場合でも少し記述するだけでアプリサイズをダイエットできるとのことで、自分のアプリではきちんとできてて一安心でした。
nodpiは全く使っていなかったのでもう少し活用できるのではないかと思いました。
余談ですがこにふぁーさんのこちらの記事 AndroidStudioで未使用のresourceを検出する - Qiita を参考に先日のリリースで未使用リソースの大掃除を行って少しダイエットしました(๑•̀ㅂ•́)و✧
@Keisuke Kobayashiさん ”Automated Translation on CI”
アプリの翻訳をCIで自動化するというお話でした。うちのアプリも多言語対応したいですね。
最近自分のアプリでもCircleCIを利用して連携を始めているのでとても興味のある内容でした。
以下まとめ。
・Gengoを利用、人力翻訳で安い
・CircleCI、translateブランチを切る
・自動翻訳のフロー
・翻訳不要な文字列を変換
・GengoのAPIで依頼、RubyのGemを利用
・結果を受け取る
懇親会でお話させて頂いたときにお聞きしたんですが、GengoのAPIで依頼する場合に同じキーで依頼したものに関しては二回目以降はキャッシュされているものが返ってきていそうとのことでした。
お金のかかることなので以前のビルド時に依頼したものと今回の依頼の差分を取らないといけないのが大変なイメージでしたが便利にできているみたいです。
現在Sandbox環境でのみ利用しているとのことで実際に稼働してからまたお話お聞きしたいなと思いました。
@__gfx__さん ”ORMの選び方(Android編)”
Ormaの作者__gfx__さんのORMの発表でした。
現在自分のアプリではActiveAndroidを使っていてつらいことも多く載せ替えも検討していたのでORMについてとても丁寧に比較・まとめられていました。
以下まとめ。
・ORMに求めるもの
・速度
・マイグレーション
・簡単
・速度
・ActiveAndroid:遅い(リフレクション利用)
・Orma:速い(コード生成)
・Realm:速い(独自DB実装)
・マイグレーション
・ActiveAndroid:つらい(SQL記述必要)
・Orma:リネーム以外はコード不要
・Realm:つらい(コード記述必要)
結論、ActiveAndroidを使う理由はないとのことです(ヽ´ω`)
Ormaは__gfx__さんいわくそこそこイケてるらしく、なにしろ弊社の世界のwasabeefが使っているので良さそう。
Realmは弊社の音楽的な方々からツライときがあるとの話を聞くので次にORM移行する際はOrma検討するかもしれないです。
ゆるく学ぶUXイベントに行ってきた話
こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん@shihochandesu です。
3月9日にUX JAM 7に参加してきました。
uxmilk.connpass.com
主催は UX MILK | クリエイターのためのUXメディア さんです。クリエイターのためのUXメディアということで、「毎日ちゃんと飲むUX」っていうフレーズがイケてますね。
こちら大人気のイベントらしくものすごい倍率でしたが、ブログ執筆枠は空きがあったのでさくっと参加できました。
第7回目になる今回は、 株式会社トランスリミット の原宿のオフィスでの開催でした。
会場の様子はこんな感じ。
弊社オフィスにて、UX Jam7はじまりました! #uxjam_jp pic.twitter.com/oyqQ1Pmh7T
— HirokiTakaba / 高場大樹 (@hiroki_takaba) March 9, 2016
天候の悪い中、たくさんの方々が集まっていたので会場は満員状態でした。途中で少し椅子が入りましたが基本はスタンディングでした。
LTは歓談を挟みながら6本あり盛りだくさんの内容だったので発表を聞いて考えたことをまとめておこうと思います。
LT1 株式会社レアジョブ 向晃弘さん "「ちょうどええ」を求めて"
LT一本目はレアジョブの向さんの発表、一言で言うとちょうどええ発表でした。
時間も5分ピッタリでちょうどええ感じで発表がとてもうまくて引き込まれました。
ちょうどええをつくるための3つのポイント
1.課題を明確にする
2.コスパを計算する
3.作り方を知る
ユーザーからの要望すべてに応えることはできないので、優先順位や取捨選択が必要なものをコストという指標で選定するのは明確だしとても良いと思いました。
個人的に刺さったのは「作り方を知るとコミュニケーションの質が上がる」ってフレーズでした。みんなAndroidアプリ作ろう。
LT2 日本経済新聞社 赤間夏樹さん "炎上体験から学ぶ UIリニューアルのお作法"
ボリューム満点、スライドもりもりの発表でした。個人的にはもっと長い尺でお話が聞きたかったので別の機会でお話聞けることを期待しております。
良いアプリはユーザーの課題を解決する、というコア課題を明確にするところからKPI設計までリニューアルのお作法が綺麗にまとめられていました。
以下リニューアル手順。
1.情報を集めてチームで議論
2.アイディア出し
3.意思決定(ドット投票など)
当たり前のことなんだけど意外とチームメンバー全員で継続してやっていくのが難しいんですよね。ペーパープロトタイプすげーって思いました。自分はここまではできないなぁ(´・ω・`)
LT3 株式会社ディー・エヌ・エー 寿福まりかさん "価値観のちがう女性の気持ちを理解するたったひとつの方法"
今回のLTの中で一番メッセージ性の強い発表でした。
ユーザーの気持ちをわかっていたと錯覚して主観でUXを語ってしまうことは、自分自身も聞きながら思い当たるフシがあって胸が痛かったです。
印象に残ったスライド。
・コアユーザーと同じ、または近しい生活を送る
・運営ではなくユーザーとしてサービスを使う
・恋愛に値する本気度で向き合わなきゃ結局机上の空論UXになる
余談ですが発表後にお話した時に聞いた恋愛についての下りがとてもおもしろかったです。コアユーザーのネトスト大事ですね👀
LT4 株式会社トランスリミット 高場大樹さん "言葉に頼らないUXを考える"
会場提供して下さったtranslimitの高場さんの発表。一番最後までスライドを修正していたとの言葉どおり気合の入った発表でした。
言葉に頼らないゲームで世界にアプローチする、という話。日本≒世界でないのは納得でより多くのユーザーにリーチするために非言語を選択したのがCoolですね。
以下、某有名な高場さんという方が提唱している認知参照モデル。
たかばさん! #uxjam_jp pic.twitter.com/xYomfpChcU
— しほちゃん (@shihochandesu) March 9, 2016
只今translimitさんでは女性社員さんがお一人しかいないらしくデザイナーさんも大募集中だそうです!
LT5 株式会社はてな 松井沙織さん "チームで考えるゆるゆるUX"
www.slideshare.net
GitHub Kaigi や DroidKaigi 2016 等で発表を聞く機会が多いのですがエンジニア色が強くて、以前お話聞いた時はデザイナーがAndroidのXML書くらしいとのことでリスペクトが止まらないはてなさんです。
チーム全員で記事を書いて、気付いたことはGHEのissuesに記載するとのことで羨ましい限りです。
弊社はチャットツールからチケット管理まで多種多様なサービスを使っていてとてもカオスな状態です。最近統一化を図っている最中ですが、エンジニアリング寄りな統一がされると改善や開発のスピードが向上するんじゃないかと思ってるんですが様々な職種がいる中で布教して浸透させるのは難しいです(´・ω・`)
発表内容から話が逸れましたが、この発表もドッグフーディング(自分のサービスを日常的に使うこと)を通してチームメンバーでUXを考えましょう、という内容のものでした。
LT6 トゥギャッター株式会社 佐藤裕介さん "このUXはダメだった。トゥギャッターでひっそりと消えた機能"
最後の発表はトゥギャッターの方でまだ学生さんとのことですがしっかりしてたなぁという感想。
内容は失敗事例の共有で、今はもうトゥギャッターから消えてしまった機能についてなにが悪かったのかといった切り口で紹介して頂きました。
「ありがふぉろー」の失敗談があるあるすぎて笑いました。社長とか偉い人が思いついちゃっただけ系の機能って、サービスとして提供したいものとユーザーが求めているもののギャップを生むことになると思います。
以下、刺さった言葉。
「ユーザーは正解を知らないのでリリースして反応を見てみないと分からない。フレームワークを準備して超高速で失敗を繰り返すしかない。」
まとめ
こういうUXのイベントってUXとはなにか、みたいな宗教論争みたいになってしまうイメージがありました。
主催の方もおっしゃってましたが、みんなでUXというものを考えてみんなで良いもの作ってこうぜ!っていう集まりでした。
最高に楽しいのでみなさんぜひ一度参加しましょう。僕も今度は発表でも関われたらいいなぁ。
次も参加するので会場で僕と握手!
3/14追記
見つけた発表者のスライドは追記していきますよ👀
何を伝えたかったんだと思う?
こんにちは、渋谷でAndroidエンジニアをしている しほちゃん@shihochandesu です。
この記事は、SHIROBAKO Advent Calendar 2015 - Adventar 18日目の記事です。
SHIROBAKOはアニメ制作の現場を描く作品です。詳しくは、TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト こちらを参照ください。
アニメの一挙放送もあるので、見たことがない方はぜひ見てみてください。
このブログを書くにあたってなにを書こうかとても迷いました。
それくらいSHIROBAKOという作品が僕に与えた影響は大きく、時にキャラクターたちに自分を重ね、時にキャラクターたちから多くのことを学びました。
そこで作中で印象に残ったシーン・台詞について書きたいと思います。
俺さ、自分の進む先が最初から見えてたわけじゃないんだ。
気が付くと「 今ここにいる 」それだけ
大倉 正弘
これは気難しい背景画の巨匠 大倉さんが背景画を描いているシーンです。
大倉さんはデジタル化が主流になっても水彩画で背景を描き続ける頑固な職人です。
仕事を受けた大倉さんが背景画を描いている時に自身のキャリアを振り返りながら言った台詞です。
学生時代の自分は今の業界や会社で働いているなんて想像もしていませんでした。
僕も色んな出会い・挫折があってただ目の前のことをがむしゃらに続けていたら今の自分があります。
とても共感できる大好きな台詞です。
続けないと、仕事って面白くならないからさ。
河野幸泰
これはあおいが丸川社長のお使いで楽器をサワラスタジオに届けたシーンです。
河野さんは音響効果の仕事をして30年のベテランです。
僕がエンジニアとして書いてきた言語は、新卒のときに子会社に出向していたときの技術経験から本体に戻ってきてからもほぼ丸二年PHPを書いていました。
社内のエンジニアが新しい技術に敏感で積極的に利用するという環境もあってPHPプロジェクトはほぼ駆逐され、僕のプロジェクトがおそらく開発が継続されている最後のプロジェクトだったかと思います。
当時社内は絶賛node.jsブーム。正直、社内のトレンドに乗れないことでもやもやしてモチベーションが下がっていた時期もありました。
最終的に僕はそのプロジェクトのシステム責任者に就くことになったのですが、振り返ってもあのときの経験が今の自分の中で大きな財産になっている気がします。
時にぶーぶー言いながらも目の前の仕事を精一杯こなしてきた結果、視野も広がってサービス開発という仕事がすごく楽しく思えました。
継続することで見えてくる仕事の面白さについて教えてくれた大好きな台詞です。
何を伝えたかったんだと思う?
木下 誠一
この記事のタイトルにもなっているこの台詞、これはなかなか上がらないえくそだすっ!最終話のコンテに業を煮やす本田さんと木下監督が会話しているシーンです。
木下監督はえくそだすっ!、第三飛行少女隊監督を務める小太りでからあげ好きなアニメ監督です。
本田さんは「万策尽きた〜〜〜」の人です。
このシーンを見たとき僕は担当サービスの新機能を実装している真っ最中でした。
あれ?この機能ってなんで入れたんだっけ?って思い返したのを覚えています。
僕はサービスになにか機能を実装したりデザインを修正するときは本質的にエンドユーザーになにか伝えたいことを持つべきだと思っています。
それがない、理解していない、または上から言われたからという理由だけのまま作ったら最終的にこちらの都合だけのものになってしまいコンセプトやビジョンのないものになってしまう気がします。
政治的なキャスティングは必ずバレます。
そしてそれは断言できますが、作品にプラスになることはない。絶対にです。
稲浪 良和
僕の言いたいこと、思っていたことは音響監督の稲浪さんが全て言ってくれていました。
まだまだ大好きなシーンが多すぎて書ききれないのですが、このくらいでまとめようと思います。
最後に同僚でアニメが大好きなスペイン人エンジニアとSHIROBAKOランチをしたときに彼が言っていた台詞がとても印象に残っているので使わせてもらおうと思います。
僕にとってSHIROBAKOは人生だ。
宮森と一緒で日本で就職活動をして何度もお断りをされた。
作品の1シーン1シーンが自分の人生の1シーン1シーンに重ねることができる。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
この記事がSHIROBAKOをまだ見たことがないみなさまにとってSHIROBAKOを見るきっかけになれば幸いです。
共感して頂けたSHIROBAKO好きのみなさま、新年会として松亭に飲みに行きましょう。